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ウィキッド 永遠の約束

2026年3月6日(金) TOHOシネマズ梅田 他 全国ロードショー

■監督:ジョン・M・チュウ

■出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョナサン・ベイリー、イーサン・スレイター、ボーウェン・ヤン、
マリッサ・ボーディwithミシェル・ヨーandジェフ・ゴールドブラム ほか

ウィキッド 永遠の約束 公式サイト
劇場情報

あらすじ

エルファバとグリンダは友人同士で、エルファバは悪い魔女として人々に敵視されながらも言葉を奪われた動物たちのために尽力し、一方のグリンダは善い魔女として名声を得ながらもエルファバとの決別に心を痛めていた。しかし、オズの国の運命を左右する少女の出現により、エルファバとグリンダは再び相対することになる。

ブロードウェイで上演された舞台を原作に、シンシア・エリヴォがエルファバ、アリアナ・グランデがグリンダという魔女を演じた「ウィキッド ふたりの魔女」の続編。
前作は以前、テアトル虹でも紹介させていただいきました。

今作は、舞台では二幕目にあたる部分を描いており、前作でタネを蒔いていた伏線の回収と、その答え合わせがメインとなっており、正直、ミュージカル映画としては、前作のような華やかで楽しい、それこそバイラル動画が生まれるほどまでのダンスシーンなどはあまりなく、それ目当てで見ると若干の物足りなさを感じる人も多くいるかもですが、それでも物語として、その完成度に、カタルシスは十分味わうことができるはず。

前作をダラダラとおさらいするわけでもなく、音楽に乗せサラーっと続きへと入る今作は、徐々にダークファンタジーの様相に突入。その中でエルファバの苦悩、グリンダの成長、そして二人の友情に焦点を当て、しっかりと描いており、さらに善にして悪とは?という壮大なるテーマも浮かび上がらせています。そして彼女たちのキャラクターの輪郭をはっきりとさせてくれる新曲2曲も、「ウィキッド」の名曲群から外さず、テイストも守って披露され、聴き惚れ、唸らせてくれます。

ただ前作に散りばめられていたキャンプさやキッチュ、ゲイテイストな目配せが少ないのは残念でしたが、それでも見事に大団円を迎えさせてくれたことに感謝です。

仲谷暢之
大阪生まれ。吉本興業から発行していた「マンスリーよしもと」の編集・ライティングを経て、ライター、編集者、イベント作家として関西を中心に活動。


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