18日の大阪北部での地震発生から数日たちました。
被害を受けた皆様、ご家族の皆様には、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
この度のお客様からもご心配のお声を多数いただきありがとうございます。
スタッフ全員無事で仕事を再開できております。
ガッツは、地震当日は奇跡の振替休日で休みでしたが、基地を確認しに来たら大変な状態に。
復旧で発送等に遅れがでてしまいご迷惑をお掛けしております。
クアトロガッツの所在地は震源地の茨木市にあるため、観測史上最大の震度6弱、翌日も夜中に5回くらい大きな余震がありました。
東日本、熊本の例にあるように数日後に本震が来る場合もあると言われており、地震が起きやすい状態になっている可能性があります。引き続きスタッフ一同、安全を確保しながら無事故の運営を行ってまいります。
ライフラインへの影響
大阪では1995年の阪神大震災以来の大きな地震となりました。
地震の瞬間は室内ではタンスなどの倒れそうな物の下敷きにならないように、屋外では塀などの倒壊、道路の陥没などの危険のある場所への近づかないなどの安全確保が必要です。そして災害後はライフラインの復旧までの生活の備えが必要となります。
現在は点検のため一部地域でガス、水道が止まっております。スタッフでもガスが止まっている地域ではお風呂を水風呂で済ませています。
スーパー等は一時営業ができない状態でしたが、安全点検後に営業再開しています。コンビニは営業しており、食べもの、飲み物も十分にあります。
でもガス、水道が点検のため止まるというアナウンスがあってから、水、パン、お弁当が品切れになっています。
他にもガスコンロ、レトルト食品の棚、スイーツの棚も一時的に品切れしており入荷待ちという状態。でも他の飲み物、食べ物は販売しているので困るということはありません。ジャパンでも軍手や、懐中電灯、電池が売り切れ。みんな考えることは同じということですね。
復旧までの情報収集
災害時はテレビ、ラジオ、スマートフォンなどの災害情報で、ライフラインの現状を把握することが大切になってきます。SNSでは誤った情報が拡散されることも多いため、市役所などの自治体の情報と見合わせながら判断していく必要があります。yahooの災害情報アプリなども便利なようです。
大きな地震災害の時にはガス、水道、交通のライフラインが点検も含めて止まることが予想されます。
最新の情報は市役所のHPに掲載されます。災害時にはトップページが災害用のページになり、ガスの止まっている地域の一覧、ガスコンロの無料配布、自衛隊による入浴支援の実施、無料解放されている銭湯の一覧、給水スポットなどの情報が更新されていました。
家の応急危険度診断の実施や、義援金の手当て、被災証明書の発行などの案内もされます。これは期間がとても短いので知らなければ損をすることになります。
最寄りの避難所・集合場所を決める
災害後は電話が繋がらなくなりますので、ご家族の方は集合場所を決めておくと良いでしょう。最寄りの避難所の情報を自宅、勤め先付近で調べておいて、そこを集合場所に決めるなど準備も必要です。
防災の手引きを学ぼう
被災時以外にも市や国で防災についての様々有益な情報が掲載されているページがあります。
防災の専門家、実際の被災の体験に基づいた知識が得れますので、もしもの時のシュミレーションができます。(リンクは茨木市のものとなっております)
ベルトセラーの本「東京防災」東京都総務局総合防災部防災管理課 (編集)は
東京の多様な地域特性、都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮してつくられた、完全東京仕様の防災ブックですが都民以外の方にも役に立つ内容となっています。
無料でダウンロードできます。
こういうものを日頃から学んでシュミレーションすることがいざというときに役立ちます。
平成25年5月に中央防災会議が発表した南海トラフ巨大地震対策の最終報告では、東日本大震災の状況を踏まえ、個人の備えとして
▽食料飲料水
▽乾電池
▽携帯電話の電池充電器
▽カセットコンロ
▽簡易トイレ
などの家庭備蓄を1週間分以上確保する必要があると示されました。
非常持ち出し品 チェックリスト (PDF: 599.3KB)
防災セットをそろえる
備えあれば憂いなしということであれば便利なものを一例をamazonで探してみました。
あらかじめ救急など必需品を備えた防災セットを車に積んでおいたり用意しておくといざという時に困りません。またドア付近に置いてあれば忘れた時も取りに戻りやすいです。車の鍵、財布なども同じですね。防災セットは先日の地震の影響なのか品切れで到着日が7月以降になっているものもあるようです。
水道がとまれば飲料水、お風呂、トイレに困ります。
ガスが止まれば、食事、お風呂に困ります。
食事の対策
食事のための保存食(カップラーメン・乾パン)、水、ガスコンロ、ガスボンベの備えがあればこうしたときに利用できます。
断水の際の水、トイレ、お風呂の対策、睡眠用の布団、寒さ対策の衣類の準備が必要になることを実感しました。キャンプ用品はこういうときに役立つかもしれません。
停電の対策
夜間での停電も考えられますので懐中電灯、ランタン、電池があれば困りません。防災セットにも入っていますが、手回し充電式のラジオ、ライト、充電器がついたものは停電の時に役立つでしょう。
ソニー FM/AMポータブルラジオ /手回し充電/太陽光充電/USB充電/LEDライト/電池可
モバイルの充電
電車、高速道路の交通機関も運行が止まりますので、外出先で足止めを喰うことになります。連絡用のスマホのモバイルバッテリー、充電器の予備も持っておいた方がよいと思います。スマホをなくした時のために電話帳などもあった方が良いでしょう。
火事場泥棒に注意
私の自宅では、昨日大阪ガスの方がガス漏れの点検と復旧ができたとピンポンを鳴らしてくれたのは深夜一時。
懐中電灯を片手に、自転車で一軒一軒10万戸の家を周り、夜を徹して作業をしてくださったようです。
今回は被害も軽く、水道、建築、消防関係の皆様、避難所の設置や給水に尽力いただいた方々のお陰でライフラインの点検・復旧も速やかに行われております。地震の二日後からは市では給水、ガスコンロの貸し出し、自衛隊による入浴支援が行われるようです。
そういった方々の逆で火事場泥棒という言葉があるように、ガス会社のネームプレートを自作して高齢者の家をまわったり、瓦屋根の修繕といって簡単な作業で30万円を請求され払ってしまったという事件が起こっています。
防災意識を持つこと
今後大きな災害ときは復旧もより時間がかかり、通常の生活にも戻るまでの時間も長くなります。被害によっては支援の遅れ、人が殺到して物資が不足することもありますので、やはり一人一人の日頃の備えが必要になります。
以上ですが、実際に避難所での経験のある方のアドバイスなどもネット上で探せば見つかるかと思います・経験に勝るものはないと思うので、そうした情報を参考にするのも良いと思います。
今後のこのような災害での被害が少しでも防げるように、一人一人の出来ることを尽力していく決意です。
震災後に防災グッズを揃えたり、自宅の地震対策も忘れずに。
助け合い
災害にあったときに一人でいることの心細さを感じたという声をよく聞きました。
特に子供、お年寄り、体の不自由な方にとっては危険が大きくなります。
利他の心で周囲の人の安全を守るという思いが、自分たちの足元から安全地帯を広げていくことになるに違いありません。
今回震災の数日後に革屋さんが救援物資を差し入れてくれました。
車で配達にくるのは注文が多いときだけで、今回は車で届けにくる量の注文ではないと思っていたのですが、ニュースで茨木市のガスコンロとお水が品切れになっていることを見て、市内で大量に買って差し入れに来てくれたのです。
とてもありがたかったです。力をあわせることが大事ですね。