いつもミシンの修理・メンテナンスをお願いしているミシン屋さんから封筒が届きました。
中身は修理代金の領収書なのですが、封筒の切手には「日本・スウェーデン外交関係樹立150周年 平成30年」の文字とコーヒーとパンの絵の切手が。
調べてみると本年が日本・スウェーデン外交関係樹立150周年にあたる年を記念した切手で、絵はスウェーデンのフィーカ(お茶の時間)を表しているそうです。
フィーカはスウェーデンの生活慣習のこと。
休憩をとって誰かと一緒にコーヒーを飲みながら、甘いお菓子を食べる時間を意味するそうです。
コーヒーブレイク、ティータイム。
日本で「お茶する」ことと同じでしょうか。
日本・スウェーデン外交関係樹立150周年オフィシャルサイトの中で
日本とスウェーデンの歴史がまとめられていましたので一部抜粋してご紹介します。
日本・スウェーデン外交関係樹立150周年
外交関係の樹立
1868年11月11日、スウェーデンと日本は友好航海通商条約を締結し、外交関係を開始。
成立間もない明治政府が外国政府と締結した初めての正式な友好航海通商条約となりました。
スウェーデンの児童文学
1918年、ノーベル文学賞を受賞したセルマ・ラーゲルレーヴの書いた『ニルスの不思議な旅』が日本語翻訳。1980年にはアニメにもなっています。
その後もスウェーデンの児童文学の人気は続き、特にアストリッド・リンドグレーンの代表作、『長くつ下のピッピ』のシリーズは有名です(1969年にはテレビ番組にもなりました)。
スウェーデンの陶磁器
1957年、スウェーデンの磁器メーカー、グスタフスベリが日本で事業を開始。
同社の最も有名なデザイナーの一人、スティグ・リンドベリは、1959年に高級百貨店である西武の包装紙をデザインしたことでも知られています。
インゲヤード・ローマンやリサ・ラーソンなどのデザイナーがよく知られています。
ボルボ第一号
日本で販売されたボルボ第一号は、アマゾンの名でも知られる、クラシックP120/P130 シリーズで、1960年代に発売されました。
このモデルでは、ボルボの設計者が発明した3点式のシートベルトを世界で初めて使用しています。
スウェーデンのポップミュージック
1980年春、有名なスウェーデンのポップグループABBAが最初で最後の日本ツアーを行いました。
1996年、スウェーデンの歌手、メイヤが日本で大人気。
1990年代には、カーディガンズ、ロクセット、ロビン、エイス・オブ・ベイスなど、多くのスウェーデンのポップ・アーティストが日本で成功。¥
スウェーデンのインテリアデザイン
日本では以前から、スウェーデンのインテリアデザインやライフスタイルが人気。
2006年、世界最大手の家具・インテリア企業IKEAが日本に第一号店をオープンしました。
その後、9店舗が加わり、最近(2017年)では愛知県にオープンしています。
スウェーデンのファッション
2008年、スウェーデンのファッション小売店H&Mが日本に第一号店をオープン。
現在、日本の大手百貨店では、ACNE(アクネ)、ピークパフォーマンス、Fjällräven(フェールラーベン), Haglöfs(ホグロフス)、Cheap Monday(チープ・マンデー)といったスウェーデンの人気ファッションブランドを販売しています。
ニルスの不思議な旅、長靴下ピッピ、ABBAもスウェーデンだったとは知らなかったです。。
北欧では日本のアニメ、漫画、寿司、南部鉄器のカラフルなものなども人気だそうです。
これからもお互いの文化を楽しんでいければ良いですね。
先日の休みは湖岸沿いのカフェでフィーカを楽しみました。
皆さんも良い秋をお楽しみください ^ ^