クアトロガッツの小さいふでもおなじみの栃木レザーですが、実はこの革は2020年の東京オリンピックのある種目に登場します!

Q.そのある種目とはなんでしょう?

ヒント:1896年のアテネ大会から正式種目となっている体操競技の一つで古代ローマの兵士や若者たちによって行われていた乗馬練習のための木馬運動が起源のスポーツです。競技場の床に据え付けた高さ105cmの台の上に2本の把手を備えた競技台の上で行われます。

A:答えは「あん馬」です。

国内であん馬を作っているミズノの子会社である千葉県のメーカー「セノー」の工場は群馬県にあります。このあん馬を包んでいる素材は革で、2020年東京オリンピックの公式台にクアトロガッツの小さいふでも使用しているのものと同じ栃木レザーが使われることになりました。

この台に選手が慣れるため、すでに大会前から世界各国の選手の元に栃木レザーの公式台が届けられているそうです。ちなみにお値段は一台75万円ということです。

栃木レザーにも様々な仕上げの革はありますが、あん馬で使われる革は植物性のタンニンだけで鞣されたハードタイプの革の繊維を適度にほぐして色染めだけで仕上げています。

栃木レザーの中でも最も鞣したままの「素揚げ」に近い革で、表面に化粧のような加工を一切しないため、繊細で傷つきやすく、牛本来が持っているキズやトラ、しわといった風合いが残っています。

その代わりに使うほどに馴染み、革に内奥した油分がにじみ出て色艶が増して飴色にエイジングする革らしい革です。

クアトロガッツの干支シリーズ

クアトロガッツでは元旦に「あん馬」と同じ革で作った小さいふを発売します。2020年の干支のロゴ「考えるねずみ」仕様。お楽しみに!