「今年のGWは涼しいねー」

おじいが店先のベンチに座って通りの人を眺めている。

「お店あけてみたけど、まだ早いみたい」

海の家のおばあは言う。

「夏頃にまた来てね」

店先にはかき氷の暖簾とかき氷の機械。

奥には食事ができるカウンターとたくさんの浮き輪。

「私はいないかもしれないけど、他の人がいると思うから、そう言われたと伝えてね」

そして帰り際にサングレープなる缶ジュースを買った。

次来た時はかき氷を食べよう。