旅がお仕事の褚士瑩 Shiro Cyril(Shiro Abe)さんに連れられて、世界中を旅している「小さいふ。」
とうとう南極の地に到着しました。波打ち際で遊ぶペンギンたちと遠くに見える氷河。多くの人が立つことはないであろう土地から土地へと旅をしていくShiroさんの人生。
大阪の片隅の小さい工房で製作している小さいふが、そのお供をさせていただけることは本当に光栄です。使っていただいている人のそれぞれの物語を陰ながら支える、そんなモノづくりができればと思います。
旅先からユーザーの皆さんに送っていただいた小さいふの写真は50カ国前後となりました。160カ国以上ある世界の国の1/3ぐらいです。
100人いれば100通り、大切にしている人やモノや景色や思い出があります。同じ景色を眺め、風や匂いを感じ、その土地の暮らしに触れると違い以上に共感し合えることがたくさん見つかります。それを大切にできたらいいなと思います。
褚士瑩 Shiro Alsoknownas Cyril
台湾出身の旅行作家
アメリカのハーバード大學出身。かつてアメリカのハイテク企業に勤め毎年新しい会社を2社の立ち上げるという楽しい生活を送っていましたが、ある日「この仕事を一生やっていくのか、次の瞬間にも世を去ってしまうかもしれない。」と真剣に考えた時、自分の夢から遠ざかっていることに気づいたshiroさんは世界を練り歩きながら夢を追うことにしました。
若き日にはバックパッカーとして世界を回る中で今までストリートチルドレンなどに出会い、誰からも教わったことのない難題に直面し、そこからNGOの福祉活動も始めることに。 初めてNGOに参加したミャンマーの山間部で農場の灌漑の問題を解決しようと最新の太陽エネルギー技術の応用を考えていましたが、実際に現地の灌漑問題を解決したのは人力発電の灌漑システムでした。
この時本当に問題を解決してくれるのは「人」であり「テクノロジー」ではないことを実感しました。 現在は世界を周りながら執筆活動、NGOの福祉活動、講演などを行っています。 執筆した本も多数（日本語版が出ていないのが残念ですが）台湾ではCMなどでおなじみの顔となっています。
