ちょっと賢い革のお話 第9話
「PICASOピカソシリーズ バラ色の時代」
クアトロガッツでオリジナルレザーを
デザインして創るという企画です☆
ピカソのバスクシャツにちなみまして
ボーダー柄の革を創りました☆
赤と青の二種類になっています。
ピカソの絵には「青の時代」と
「バラ色の時代」と呼ばれる
一連の作品があります。
青の時代はバルセロナからパリに渡った
ピカソの青春時代にあたる時期に描かれた
作品になります。
ピカソに大きなショックを与えた
友人との死別など、様々な悩みと直面しながら
売春婦や盲人など社会の外側にいる人々へと
向けられる若き日のピカソの眼差しが
青を基調に描かれています。
やがて一人の女性との出会いによって
安らぎをえたピカソは「青の時代」から
「バラ色の時代」と呼ばれる暖色を
基調とした作風に変わります。
「サーカスの時代」ともいわれ、サーカスの人々
(道化師・軽業師)を多く描きました。
ここからやがて美術史に刻まれる
作品たちが生まれていくんですね☆
スペインで差別されていたモーロ人からフラメンコが生まれ、
アメリカの黒人のスラムからHIPHOPが生まれるように
偉大なもの、素晴らしいものは決して順風満帆の中から生まれた訳ではないんですね。
古来より苦難は糧であるといいますね。
人間は試練や逆境があることによって
試され、磨かれ更に大きくなることができるといいます。
束縛があるからこそ
私は飛べるのだ
悲しみがあるからこそ
高く舞い上がれるのだ
逆境があるからこそ
私は走れるのだ
涙があるからこそ
私は前に進めるのだ
マハトマ・ガンジー
逆境や行く手を阻む壁が
あるからこそ
それを転機として
今の自分の器を大きく
することができるんですね