地球は青かった

ロシアの宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンは1961年にボストーク1号に乗って人類史上初の有人宇宙飛行を成し遂げました。

人類で初めて地球を外側から見たガガーリンの言葉「地球は青かった」が有名ですが、正しい日本語訳としては「空は非常に暗かった。一方、地球は青みがかっていた」だという説もあります。

その記念すべき日は「世界宇宙旅行の日」と定められ、2021年の今日は宇宙飛行から60周年を迎えます。

このボストーク1号の打ち上げが人類の有人宇宙活動の幕開けを告げるものとなり、8年後にアメリカのNASAがアポロ11号による有人月面着陸を成し遂げます。

映画「First Orbit」

アメリカとロシアの冷戦という時代の軋轢に揉まれながら生きたユーリ・ガガーリン。
冷戦は姿を消した今、ガガーリンの功績は人類史に輝いています。

「ガガーリンが成し遂げたことには銀河的な意味がある。古くさい白黒映像とは違う形で残しておく必要がある」映画監督のクリストファー・ライリーは1960年代の記録素材と最近の映像を組み合わせて編集した1時間39分の映画「First Orbit」を制作し、2011年4月12日の深夜にYouTubeで公開した。

当時、各国の軍と政府が宇宙開発競争について懸念と恐怖を感じていたのは事実だが、市民の多くは有人宇宙飛行という偉業に歓喜した。人類は1つの種として人間を宇宙に送り込んだ。この素晴らしさは何ものにも代え難く、どの国の人間が成し遂げたかなど関係なかった。

映画監督 クリストファー・ライリー

小さいふ宇宙シリーズ

宇宙という壮大なドラマとストーリーに思いを馳せてデザインした小さいふ宇宙シリーズ。ゴールドの革に宇宙飛行士、地球、月というモチーフをデザインしました。
人類の宇宙への旅はまだ続きます。

小さいふ。宇宙シリーズ 月面着陸 Moon landing