不思議なロボット”ロビタ”

見た目は完全にロボットなのに、どこか人間くささが残る不思議な存在。
ロボットのはずなのになぜ?と疑問を抱かずにはいられない。
「火の鳥 復活編」にはそんな”ロビタ”から、人間味を感じる秘密が描かれています。

ロビタとは

主な出演作品、火の鳥
アンドロイドのように精巧ではなく、ロボット一般とも区別して呼ばれるロビタは不思議な存在だった。
この当時旧式な型となっていた彼らは、保守的な生産労働や育児などに従事していた。
その癖彼らの頭脳はロボットと違って人間のように疲労を訴えるのだ。
休養が必要なので、効率はあまり良くない。
また、人間の命令に対し、ロボットなら決して口にしない反抗の言葉をも、時として発することがあった。
ある主人はそんな態度を怒ったが、ある主人は人間臭い親しみと受け取った。とくに子どもたちはロビタのそんな性格を喜んで彼らになついた。
ロビタは、人間たちがとうに忘れ去ったチャンバラなどで子どもたちとよく遊んだ。ロビタたちはみな同じ遊び、同じ歌をおぼえていたのだ。

手塚治虫オフィシャルサイトより引用

作中の名シーンをデザイン

「火の鳥 復活編」の中でもとくに印象に残る、ロビタの集団行進のシーン。
2ページにわたって大きく描かれ、読む人にかなりのインパクトを与えています。


ロビタの秘密は何なのか?
名シーンと呼ばれている集団行動はなぜ起きたのか?
気になった方はぜひ「火の鳥」を読んでみてくださいね。

小さいふ。手塚治虫ワールド 火の鳥「ロビタ」はこちら

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