10月14日は鉄道の日

明治5年10月14日に日本で最初の鉄道が開通しました。
そこから122年後の平成6年に、誕生と発展を記念し「鉄道の日」が制定されました。
みなさんに鉄道が広く愛され、役割について理解を関心がより深まる事を願い毎年全国各地では、様々なイベントが開かれています。

鉄道ファンにはたまらない電車がモデルの小さいふ

コラボの小さいふをたくさん作ってきましたが、今回ご紹介するのは遠州鉄道コラボ「30形モハ25号」引退記念モデルです。静岡県浜松市を走る遠州鉄道。
赤電の愛称で地元の人に愛され、レトロな外観と真っ赤な車体カラーがかわいらしい電車です。

2018年4月の勇退を記念

独特の低く唸るような音をあげて走る、レトロな2枚窓とヘッドライト。
赤電の中でも特異な一両の車両こそが、かつての主力車両としてひとつの時代をつくった「日本最後の湘南顔×吊り掛け駆動車」であった「30形モハ25号」。
1978年(昭和53年)に製造され、40年の営業を終え2018年4月末に勇退しました。

湘南顔

「湘南顔」とは、昭和20年代後半から30年代にかけて全国的に広まった、2枚窓と頭上のヘッドライトが特徴的な車両のことで湘南顔・湘南フェイスなどと呼ばれ鼻筋が通ったレトロな顔つきが愛されています。
そんな街と旅の音と風景をつくりだしていた「30形モハ25号」
ラストランでは大勢のファンに見送られました。


私の父はもう定年退職を迎えましたが、京阪電鉄に勤めており車掌一筋で44年働き家族を支えてくれました。
父が所属していたチームは、定年退職を迎えるとチームのメンバーに記念品をプレゼントするらしく、私にも何か手伝えないかと定年退職のプレゼントを一緒に考え、レザーで作ったオリジナルの入れ物と鍵のカバーを送らせていただきました。

ガッツメンバーにもデザインを手伝っていただき、休みの日に父と二人で工房へ。
私はミシンがけを担当し、父は入れ物をとめるボタンを打ちを担当。
夕方ごろには終わるだろうと予定をたてたのですが、ラッピングまで終わったころには外は真っ暗、思ったより時間がかかってしまいました。

なかなか大変でしたが、作っている間父の仕事の思い出話をたくさん聞けたことと、父のチームメンバーがプレゼントを喜んでくれたことがなにより嬉しかったです。

staff はる


小さいふ「遠州鉄道30系モハ25号」