「三鑰彩音 みかぎあやね コラボ小さいふ。栖Ⅱ」

「私は三鑰彩音さんという日本画家の方の絵が好きでコラボして欲しいです。」三鑰さんとの出会いはお客さんからの一通のメールから始まりました。

そして遂に日本画家 三鑰彩音(みかぎあやね)さんの絵画が小さいふになりました。藤棚を描いた「花霞」とベコニアガーデンを描いた「栖Ⅱ」の2デザインです。

栖Ⅱの誕生秘話 花を描くようになったきっかけの作品

たまたま友達がSNSにベコニアガーデンの写真をアップしてるのを見て、なんて素敵なところなんだろうと思って、すぐに友人に聞いたら三重のなばなの里だよと教えてもらって。
速攻夜行バスを予約して、名古屋にいた親戚の家に泊まらせてもらってGWにその場所に行きました。

これはちょっとモチーフにしたいなと思うくらいその景色に感動して丸一日そこにいて、デッサン道具持って行ってたけど時間が限られてるのでとりあえず写真を撮り貯めて帰りました。

ただこれをどうやって画面に起こすか結構悩んで、そのときはもう大学に勤めてるときだったので、個展は入れてなくて、そんなことをしてたら夏に大学院の時に美術画廊にグループ展で参加していた西武渋谷から全館プロモーションで作品使いたいって連絡が来て、そのオファーが8月に受けて翌年2月からだったんです。

半年しかないのに全館プロモーションでどんだけ作品書描かなきゃいけないんだろうと思って、今までの作品も出していいのか聞いて、それはいいけど新作が欲しい、できれば花を描いてほしいって言われたんです。

それまで花の作品出したことがなくて、西武から花を使ったものを描いてほしいって言われて、そのタイミングでベコニアの風景を何とか描きたいと思ってた時期だったので「もうこれは描くしかない」と思って、それがきっかけで花のモチーフにした作品に移り変わっていきました。

花霞のモチーフとなっている藤の花が咲く5月。母の日を記念して昨年一児の母になられた三鑰さんの母の日対談「母とアーティストのワークライフバランス」も掲載。その対談相手は二児の母でワーキング・マザー歴7年のクアトロガッツのデザイナー中辻渚です。

三鑰さんが一番尊敬し影響を受けたお母さんのこと、出産と子育てのこと、母とアーティスト活動の両立について、日本画家を志したきっかけや作品の誕生秘話などをお聞きしました。是非ご覧ください。

三鑰彩音(みかぎ あやね)

伝統的な日本画材を用いた、美しく華やかな作風が魅力の日本画家。作品は女性や花をテーマに描かれることが多い。
2016年に多摩美術大学 日本画研究領域を修了後、同大学の日本画研究室にて助手を勤め教員指導のサポートにも携わる。
2019年には西武渋谷 百花祭2019全館プロモーションの作家として抜擢され、個展【-Jamais vu-】を開催。
その後、個展【栖 -sumika -】個展【anone.】個展【Permanent Key】やグループ展を精力的に行い、数々のコンクールを受賞している。
現在は子育てをしながら新たな日本画の可能性を模索し続けています。

日本画家「三鑰彩音 みかぎあやね コラボ小さいふ。」母の日 発売記念対談