クアトロガッツでは革のお手入れ用品としてラナパーレザートリートメントを推奨しています。
実はこのラナパーの誕生には「革パン」が重要な役割を持っていました。
まずラナパーとは何なのでしょうか、なぜ革に塗ることで効果があるのでしょう。
しかも調べると
と、あまりにも広すぎる用途に「ホントに大丈夫!?」と逆に心配になってくるほどです。
ラナパーって何なの
無色で無臭・さらっと仕上げ・撥水性・カビが生えにくくなるなど、ほんの少量使えば驚くほどきれいに革を甦らせます!
保革、撥水、補色、抗菌、艶だしにラナパー!!
ラナパージャパン:ラナパーってなに?
成分は4種類
【 1 】ビーズワックス(蜜蝋)
【 2 】ホホバ油
【 3 】ワセリン
【 4 】ラノリン
と書かれており、確かに嫌な匂いもありません。
そんなラナパーができるにはある夫婦の悩みがあったそうです、
ラナパーができるまで物語
シンドラーさん夫婦
1960年ごろ、ドイツ南部にレナテさんとフォルカー・シンドラーさんという夫婦が住んでいました。
この地方ではレーダーホーゼン(レダーホーセン)と呼ばれるドイツの伝統的な民族衣装の革製半ズボンをはく習慣があるそう。
名前は知りませんでしたが、近年日本でも有名になってきたオクトーバーフェストなどでも見かけますね。
非常に良い笑顔ですがフォルカーさんではありません。
レーダーホーゼンのお手入れ
当時、このレーダーホーゼンの革の柔らかさを保つためには動物性オイルをベースにした手入れ剤しかなく、この手入れ剤は汚らしいだけでなく縫い目をダメにしてしまうことで困っていたそうです。
「それでもワシは革パンを履きたいねん!」
「アタシはアンタに革パンを履いてほしいんや!」
「おまえ!」「アンタ!」
…という熱いやりとりがあったか定かではありませんが
そんな中、フォルカーさんのお父さんがバイオリンの弓の手入れに蜜蝋を使っていたことを思い出し、蜜蝋をベースにした手入れ剤ができないかと考えました。
【 1 】ビーズワックス(蜜蝋)
蜜蝋は英語でビーズワックスと呼ばれ、ミツバチが巣をつくる時に分泌され巣の材料になります。
古くから食用にも用いられ、現在でもカヌレやコムハニーなど食べられている他、化粧品や医療品、子供用クレヨンなどにも使われています。
ヨーロッパでは古くより木製家具の手入れや、教会のロウソクなどに蜜蝋が使われていたので馴染みが深かったのかもしれません。
【 2 】ホホバ油
夫妻はいろいろな組み合わせを試み、蜜蝋とホホバ油の組み合わせを発見しました。
ホホバ油は髪の毛や皮膚の保湿・マッサージオイルにも使われる植物油。
現在では調査が進み、ホホバオイルの主成分“ワックスエステル”は人の皮脂と同じ成分構造をしていて、人体への安全性が確認されているオイルです。
【 3 】ワセリン
その他にラナパーにはワセリンとラノリンという成分が含まれています。
ワセリンはご存知の方も多いと思いますが油膜をつくり皮膚を保護する軟膏など医療品にも使われています。
【 4 】ラノリン
ラノリン、とはあまり聞き慣れない言葉ですが羊などからとれるワックス成分で、リップクリームや赤ちゃんのスキンケアにも用いられています。
◆天然素材使用
ラナパージャパン:ラナパーってなに?
蜜蝋をベースにして、ホホバ油やワセリン・ラノリンという人体にも使えるほど優しい保湿成分を加えた、たった4つだけの素材でつくられています。(※)
その驚くほどのシンプルさも幅広い用途に使える秘密なのかもしれません。
きっとフォルカーさんも思う存分に革パンを履くことができるようになって喜んだことでしょう。
こうしてつくられたラナパーは革に浸透し柔らかくしなやかにするだけでなく縫い目を保護し、さらに撥水の働きもすることも発見され、その幅広い用途と人にも革にも優しい安心の素材、手軽ながら確かな品質で日本をはじめ世界35カ国で愛用されています。
クアトロガッツでは一番小さな5mlのプチサイズを販売しています。
ぜひ小さいふ。と共もラナパーを使ってみてください。
※ラナパーは医療目的で製造されてはいませんので基本的に人体には使わないでください。
エナメル製品、ゴルフ道具、金属製の蝶番(錆避け)、タイルの目地(カビ避け)、オートバイ用品、釣具、オーストリッチ・クロコダイルなどの特殊な皮革製品、白木・藤・竹・黒檀他木製家具 革製品だけでなく、合成皮革、金属、木製家具、ビニールなどにも
ラナパージャパン:ラナパーの使い方