「三鑰彩音 みかぎあやね コラボ小さいふ。花霧」

「私は三鑰彩音さんという日本画家の方の絵が好きでコラボして欲しいです。」三鑰さんとの出会いはお客さんからの一通のメールから始まりました。

そして遂に日本画家 三鑰彩音(みかぎあやね)さんの絵画が小さいふになりました。藤棚を描いた「花霧」とベコニアガーデンを描いた「栖Ⅱ」の2デザインです。

花霧の誕生秘話

花霧の方は、藤の花なんですけど、足利フラワーパークに行ったことがあって、すごい素敵でいつか藤の花を描きたいなってその時に思ってたんですね。でも私にはその時技術的にも表現力的にも難しくてなかなか手を付けられなかったんですけど、2020年の9月に個展が決まっていて、ちょうどコロナ禍だったんですね。

2020年の6月って藤の花が咲く頃だったんですけど、足利フラワーパークの藤の花は2020年は人が来ないので全部切っちゃったんですよ。それが結構ショックで、お客さん来れないし見れない、花もやっぱり生きてるんで切られちゃったのがすごくショックで。

私はそこを見たことがあるし、今年そこに行きたくても行けない人とか、そこの花を育てた方とかのことも考えて、描くなら今かもしれないと思って2020年の9月の個展に向けて藤の花を描きました。それでできたのが花霧です。足利フラワーパークではその年は見れなかったですけど、9月の個展に来てくださった方は、そこに行った気持ちになってもらえればいいなと思って描いたのがきっかけです。

花霧のモチーフとなっている藤の花が咲く5月。母の日を記念して昨年一児の母になられた三鑰さんの母の日対談「母とアーティストのワークライフバランス」も掲載。その対談相手は二児の母でワーキング・マザー歴7年のクアトロガッツのデザイナー中辻渚です。

三鑰さんが一番尊敬し影響を受けたお母さんのこと、出産と子育てのこと、母とアーティスト活動の両立について、日本画家を志したきっかけや作品の誕生秘話などをお聞きしました。是非ご覧ください。

三鑰彩音(みかぎ あやね)

伝統的な日本画材を用いた、美しく華やかな作風が魅力の日本画家。作品は女性や花をテーマに描かれることが多い。
2016年に多摩美術大学 日本画研究領域を修了後、同大学の日本画研究室にて助手を勤め教員指導のサポートにも携わる。
2019年には西武渋谷 百花祭2019全館プロモーションの作家として抜擢され、個展【-Jamais vu-】を開催。
その後、個展【栖 -sumika -】個展【anone.】個展【Permanent Key】やグループ展を精力的に行い、数々のコンクールを受賞している。
現在は子育てをしながら新たな日本画の可能性を模索し続けています。

日本画家「三鑰彩音 みかぎあやね コラボ小さいふ。」母の日 発売記念対談