小さい財布 ネイティブ:B

こんばんは、縫製担当の「げー」です。
3月2日(木)の今日の小さいふは「ネイティブ」です。

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「ねえ、父さんこの本読んで!」

~『ネイティブの暮らしと智恵』

「よしよし」

ネイティブは、今の私達を築いてくれた。ネイティブ無しに今の私達は居ない。
 現存するネイティブは少ないが、代表的なネイティブの暮らしをのぞいてみよう。
【イヌイット編】
 イヌイットはアザラシや、セイウチを自分達で作った道具で仕留め、余す所なく使います。皮は防寒着に、脂は燃料にします。新鮮な生の内臓や肉を生で食べます。それが彼らの住む環境に適した食べ方だからです。煮たり焼いたりして食べると、生肉に含まれるビタミンCが破壊されビタミンC不足の病気になるからです。彼らは誰に教わる訳でもなくそうして生きて来ました。~

「ねえ父さん!テレビで生レバーは食べちゃダメだ、って言ってたよ!」
「坊や、テレビが全て正しいんじゃ無いんだよ。物事には全て表と裏があるんだよ。テレビで聞いたこ事と反対の事も知る必要があるね。両方を知ってからどちらを選ぶか、坊やが決めればいいんだよ。物事を片方からしか見られなくなると偏った考え方になって争いの基になる事があるんだよ。」

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 表の革は、大雪原に広がる空、海。はたまた大平原、ジャングルで生きる色鮮やかな動物たち。手書きの模様にネイティブの躍動感を感じます。

 親から子へ伝えたい事がたくさんあります。子を想って時には偏った考えを押し付けてしまう事も。
 そんな時は「ネイティブ」を思い出し、物事の両端を見渡せる広い心の眼を持ちたいですね。



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