帆布を仕入れにバイストンの倉敷帆布本店へ

クアトロガッツが小さいかばんで使用している帆布を仕入れに

岡山県倉敷にあるバイストンの倉敷帆布本店へ。

店内には帆布の風合い溢れる色とりどりのプロダクトが並びます。

130年の歴史をもつ帆布工場

店舗の隣には130年の歴史をもつ帆布工場タケヤリがあります。

この斜めの屋根の建物で帆布が帆布を織る工場。

帆布の中でも極厚帆布と呼ばれるものは日本でしか生産できない生地だそうです。

帆布の国内シェアの7割を占める帆布の生産地岡山県。

その中でも日本でもほとんど現存しないベルギー製のシャットル織機で織られる倉敷帆布は通常の4倍の値段となりますが、海外のブランドも買い付けにくるほどクオリティに定評があります。

小さいかばんではビンテージの風合いがある柔らかく薄手の帆布を使用しています。

大阪と近いこともあり岡山出身のスタッフが多いクアトロガッツ。同郷トークで盛り上がりました。


おまけ

岡山と繊維の関係

モノづくりと時代と人の暮らしは密接です。

岡山県が帆布の産地となる由縁を調べてみました。

岡山は埋め立てによる干拓地だったことから米作ができず、綿の生産地となります。
明治時代には紡績が栄え、足袋の生産が日本一となります。大正の終わりには和服から洋服への転換で足袋の需要は減り、学生服を縫製する工場が次々と誕生しました。

そして戦前には全国の学生服の9割を生産するまでになります。
東京オリンピック以降は学生服離れなどで、体育衣料、事務服、作業服などへも進出し、昭和30年代に国産初となるジーンズの製造をはじめ現在にいたります。

KOJIMAP

倉敷帆布本店から車で30分程の児島は繊維業の盛んな地域。KOJIMAPを片手に街ブラしてきました。

ジーンズはミュージアムに立ち寄り、児島のジーンズストリートに立ち寄り、何店舗か好みのお店を発見。ジーンズストリートはシャッター通りの商店街にジーンズのお店が所々入っている感じでした。ジーンズ好きなので今後も盛り上がっていくと嬉しいです。

古市うどん

倉敷帆布本店から車で10分程の場所にある「古市まんじゅう児島第1農協店」

一見饅頭屋さんですが、お店の中ではぶっかけうどんが食べれます。たまごかけごはんセットは250円。ご賞味あれ。※おとなりの農協では野菜が安いです。