小さい財布 よみがえる金色堂:B

こんばんは。縫製担当の「げー」です。

8月18日(火)の今日の小さいふは、「よみがえる金色堂」です。

 時は1962年,建立後800年以上経た中尊寺金色堂。

………………………………………………………………………………………………………………………

「技法の謎が分からなければ修理を諦めるのか!?職人として生きてきてそれでいいのか?」

「………」

「思いきって損傷が激しい部材をあえて切り刻み、その分析によって謎を解明しよう」

「文化財を破壊して?!」

「何としても復元したいんだ!」

「よしっ!職人の腕がなるぜ!」

……………………………………………………………………………………………………………………

「皆金色」と言われる中尊寺金色堂。遥か南洋の海、シルクロードから渡ってもたらされた夜光貝を用いた螺鈿細工。

 極楽浄土の有様を具体的に表現しようとした工芸技術の集約。その大作の復元。もと在った物を元通りに修理する。新しく作り出すよりはるかに困難な作業。そのた為の新たな技法の発明をし、元通りにする。まさに秘芸。

 表の革は、そんな金色堂で漆が何層にも塗り重ねられ、金箔が貼られる過程を想像させる光沢感があります。

 そんな職人の想いと技術の詰まった「よみがえる金色堂」と一緒に、国宝めぐりでも行ってみませんか!

今日の小さいふ。はこちら
小さい財布の小さいふ。