今日6月29日はサン=テグジュペリの誕生日

今日6月29日は『星の王子さまの日』作者であるサン=テグジュペリの誕生日です。
フランス人の飛行士・小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説「星の王子さま」は1943年4月6日にアメリカで出版されました。

「星の王子さま」は小説として500以上の異なる言語で出版され、聖書に次いで世界で最も翻訳されています。

愛、生命、心、友情、人の絆など「大切なものは目に見えない」ということを語りかけてくる、大人になってからも読み返すたびに発見がある、そんな数少ない本の一つです。ぜひ手に取ってみてください。

サン=テグジュペリは(1900-1944)飛行士であり小説家であるという二つの顔があります。「夜間飛行」「人間の土地」「南方郵便機」などの小説は飛行士として生命に及ぶ危険に勇敢に立ち向かう自身の体験が、詩情豊かな表現と真実を追い求める哲学的な視点で綴られている行動主義文学の代表的作品です。

小説を読むと「星の王子様」が飛行中のトラブルに見舞われ、砂漠で遭難したサン=テグジュペリの実体験が元となっていることがわかります。

今年はリビア砂漠での飛行機不時着から90周年

今年は「星の王子さま」作品誕生のけっかけとなったリビア砂漠での飛行機不時着体験から90周年です。
クアトロガッツのサン=テグジュペリの名作「星の王子さま」のシリーズに新しいアイテムが仲間入り。「星の王子様」の出版80周年に続いて第二弾は新しいデザインのミニ財布・小さい財布「小さいふ。ペケーニョ」とICカードケースが登場。

「星の王子さま」はサン=テグジュペリの親友であるレオン・ヴェルトに捧げられています。レオン・ヴェルトはジャーナリスト・作家であり熱心な平和主義者でしたが、ユダヤ人だったためナチス・ドイツの弾圧を逃れるためフランスに隠れ住んでいました。

「星の王子様」の序文ではそんな彼を慰めたいという心情が綴られ「この本を一人の大人に捧げることを許してほしい〜中略〜小さな男の子だった頃のレオン・ヴェルトに」と結ばれている。

この作品が描かれた背景には第二次世界大戦があり「星の王子さま」にはレオン・ヴェルトをはじめ戦争に苦しむ人々への勇気づけのメッセージと共に世の中への鋭い批判が込められています。

キツネは親友レオン・ヴェルト?それともサン=テグジュペリ?バラは愛した女性でしょうか?さまざまな読み方ができます。子供の頃に読んだことのある本でしたが、大人になった今もう一度読みたい作品です。ぜひ作品と共にお楽しみください。

「小惑星B612にいる王子さま」シリーズ。
サン=テグジュペリの小説「星の王子様」が小さいふ・ミニ財布に。