クアトロガッツという名前は「4匹の猫」という意味のスペイン語(カタルーニャ語)が元になっています。
住んでいる人も陽気でどことなく大阪に似ている。
そんな魅力溢れる街バルセロナにあったカフェが「4Gats(クアトロガッツ)」だった。

カフェ「4Gats(クアトロガッツ)」は、かつて若かりし日のピカソをはじめ、19世紀末を代表する芸術家の溜まり場だった歴史のあるお店だった。
そこで彼らが芸術とモノ創りの哲学を熱く語り合っていたことは想像に難くない。
彼らのモノ創りへの熱い「心」を学びたいという思いから、自分たちのブランドを「クアトロガッツ」と名づけた。
もちろん工房で4匹のネコを飼っているところもぴったりの名前だと感じて。

バルセロナの4gatsは1897年から1903年まで営業され、カフェの他には安宿、キャバレー、パブ、食堂としての機能も備え、展覧会やコンサートなどの表現活動の場、美術雑誌の発行を通じた情報発信の場でもあった。1981年から再び同じ建物の同じ場所にレストランとして開店し、今も観光客で賑わっている。

4匹の猫とクアトロガッツ