こんばんは。
デザイン担当なぎさです。
今日の小さいふは。
「シーボルトの恋」
表面のプリンプリンとしたエナメル加工の革はこの時期ぴったりの紫陽花の花のようです。。。
さて。シーボルトのお話ですが、医師でもあり自然植物学者でもある彼は、医学を広めるため鎖国時代の日本に来日しました。
そこで日本原産の紫陽花の花とお滝という女性に出逢いたちまち恋に落ちたそうです。
彼はお滝の美しさと紫陽花の美しさを重ね合わせ紫陽花を“ハイランジア オタクサ”(学名)と名付けました。
“オタクサ”が“オタキ”からきたもののようです。
その後シーボルトとお滝の間に赤ちゃんが生まれるも、ドイツに向かう船で持ち出し禁止のものが見つかり日本への入国を禁止されてしまいます。それ以来お滝と子どもとも逢うことはなかったそうです。
少し切ない恋のお話ですね。
ただ、紫陽花の花はその後西洋全土に広がり改良され日本にまた戻ってきたそうです。
シーボルトの想いがそこにあったのではないでしょうか。
梅雨だけにしっとりとしたお話ですが、その切なさが妙に美しい今日の小さいふ。
どうぞよろしくお願いします。
今日の小さいふ。はこちら
小さい財布の小さいふ。