小さい財布 green green:B

こんばんは🌛
デザイン担当のなぎさです。
只今梅田阪神にて「クアトガッツ旅する革小物展」開催中です!!是非お越しください!

さて、今日の小さいふ。は、

『green green』

新緑色に細やかな花や葉の型押しが施された革にAは柔らかく、Bは力強い配色になっております。

「green green」はご存知の方も多いと思われる歌のタイトルで、私も小学校の時に歌った歌です。
出だしはこうです。

♪ある日 パパとふたりで
語り合ったさ
この世に生きるよろこび
そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には ことりがうたい
グリーン グリーン
丘の上には ララ
緑がもえる〜♪

出だしから哲学的な歌詞に子供ながら何か引っかかるものがあったものの、その歌詞の意味も深く知る事なく時を過ごしたわけですが、この機会に歌詞の意味を知ることにしました。どうぞお付き合いください。。。

まずこれを歌っているのは、1960年代に活躍したアメリカのフォーク音楽バンド
ザ・ニュー・クリスティー・ミンストレルズ
というグループ。

1960年代のアメリカは人種差別が大きな問題となる中、公民権運動の指導者キング牧師がかの有名な演説をしたり、一方で以後15年も続くベトナム戦争へと入っていく時代。

そんな時代の伝統・制度など既成の価値観にしばられた社会からの脱却を掲げ、自然への回帰を主張するいわゆる“ヒッピー”が広がって行き、戦争や差別が渦めく中、自分らしい生き方・居場所を求めていったようです。

この“ヒッピー”は日本ではどちらかと言うとファッション的なものとして認知されていますが、アメリカではスティーブジョブス、ゴア、クリントン、オバマもヒッピー経験者で、確立された思想として浸透していったのです。
ヒッピーの話も興味深いのですが、話が逸れていってしまうので、歌の話に戻すと、『green green』もそんな不安定な情勢だった社会への反発から生まれた歌だったのです。
原曲の歌詞と日本語の歌詞は少し違いがあるのですが、大義は同じだと思われます。
では、原曲の歌詞のサビはこちら

♪グリーン グリーン 
丘のむこうのずっと遠く
そこは緑あふれる土地
グリーングリーン 
俺は旅立つよ
緑かがやく希望の地へ♪

自然回帰というヒッピーの思想から照らし合わすと、『green green』とは彼らの理想や希望の事を表しているようです。

なるほど、なるほど、、です。
どんな時代も戦いあるところに歌ありですね。

学校の授業も歌うだけでなく、歌の意味や時代背景まで教えてくれると知識の幅も増え想像の種になるのになぁとアラフォーの今思います。

そんな今日の小さいふ。
『green green』と一緒に高らかに歌いこの春から気持ちも新たに新生活をスタートしましょう♪

だいぶ長くなってしまいましたが、最後までお読み下さりありがとうございます★

興味のある方は是非原曲をお聴き下さい♪



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