2016年6月27日 今日の小さいふ。はALOHAです。

「アロハ」と言えば、ハワイ語のこんにちはだと思っていましたが

風や花などの自然と一体になったフィーリングのことをいうのだそうです。

「ミシシッピは月まで狂っている」という本の中でハワイの家のポーチで夕暮れになると奏でられるスラックキーという音楽をめぐる旅の章で「アロハ」について語られていました。

 「ミシシッピは月まで狂っている」 駒沢 敏器 (著) 音楽のある惑星地球に、その源流を訪ねる旅 ハワイアン、マウンテン・ミュージック、アイリッシュ、ブルース――音楽のもつ不思議な力はどこから来るのか。そのなつかしさのルーツを訪ねる地球紀行。


「ミシシッピは月まで狂っている」 駒沢 敏器 (著)
音楽のある惑星地球に、その源流を訪ねる旅
ハワイアン、マウンテン・ミュージック、アイリッシュ、ブルース――音楽のもつ不思議な力はどこから来るのか。そのなつかしさのルーツを訪ねる地球紀行。

ハワイ通の写真家の高砂 淳二さんはこのように言っています。

「アロハ」と言えば、“アロハシャツ”か“ハワイ語のこんにちは”のことだと日本ではほとんどの人が思うに違いない。

でもハワイでは、挨拶にしても誰かに会った時だけでなく、別れる時にもアロハ、愛情を示す時にもアロハなのだ。

「Aloha kakahiaka」で“おはよう”,「Aloha aina」で“大地を愛しなさい”、そして人前でスピーチをする人、ライブやコンサートで歌う人などは、何はともあれ、とにかく「アロ―――ハアッ!」で始める。

ハワイ語はそもそも、その単語を構成する音それぞれが意味を持っていて、単語はその集合体としての意味合いを持つ、多くの情報を持った言葉となっている。

「aloha」の「alo」には“分かち合う”とか“目の前の”といった意味があり、「oha」は“挨拶する、好意、喜び”など、「ha」は“呼吸、息吹、命”などの意味を持っている。そんな複数の意味合いが合体して、アロハの意味が出来上がっているわけだ。

ハワイの人々の、誰をも受け入れる、愛情たっぷりでフレンドリーな気持ちを「アロハスピリット」と呼ぶけれど、それは、その時間と空間を分かち合う喜びを大切なものとして生きようとする、ハワイアンの心なのだ。」

日経BP「大人のハワイ第5回アロハスピリットを持ち帰りたい」より

製作・WEBSHOP担当の中辻晃生でした。

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