ブラックジャック展が美術館「えき」KYOTOで開催
1973年に連載が開始された手塚治虫の代表作のひとつである「ブラック・ジャック」
昨年には連載50周年を迎え今もなお、老若男女問わず愛される作品です。
そんなブラックジャックの誕生秘話から作品そのものが持つ深いヒューマニズムや医療界のリアルな描写など「ブラックジャック」の魅力がふんだんに詰まった展覧会が、ジェイアール京都伊勢丹7階に隣接された美術館「えき」KYOTOで開催されます。
秋田書店「ブラック・ジャック創作秘話」
ブラックジャックとは
手塚治虫は医学博士であり、医者の免許を持っていました。自分がもし医者になるならこんな医者になってみたいという理想の姿を描いたのが『ブラック・ジャック』です。
ブラック・ジャックは、天才的な外科医で、死の危機にさらされた重症の患者をいつも奇跡的に助けます。しかしその代価として、いつも莫大な代金を請求するのです。そのため、医学界ではその存在すらも否定されています。
人里離れた荒野の診療所に、自ら命を助けた助手のピノコとともに、ひっそりと暮らすブラック・ジャック。彼の元には、今日もあらゆる医者から見放された患者たちが、最後の望みを託してやってくるのです。
神の手を持つ無免許医師というアウトサイダーな存在でありながら、愛や正義という信念を持った主人公ブラック・ジャックが医療を通して生と死、愛と憎しみなどを問う物語です。
秋田書店「ブラック・ジャック」
手塚治虫 PROFILE
1928年11月3日、大阪府生まれ 本名 手塚治。1946年4コママンガ『マアチャンの日記帳』でデビュー。1947年ストーリーマンガ『新寳島』を発表。新しいマンガの時代を築いて常に戦後マンガ界の第一人者として活動すると同時に、後進のマンガ家達にも多大な影響を与える。1962年に虫プロを設立し、1963年国産初の30分連続TVアニメ『鉄腕アトム』の放送を開始する。アニメの世界でも開拓・発展にも多大な功績を残す。1989年2月9日、60年の生涯を閉じる。
連載50周年記念 手塚治虫「ブラック・ジャック展」
開催期間:2024年9月1日(日)〜10月6日(日)
開館時間:10:00〜19:30
最終入場:閉館30分前
入館料金:大人1,100円 高・大学生 900円 小・中学生 700円
開催場所:美術館「えき」KYOTO