今年の瀬戸内国際芸術祭では、全体でなんと254もの作品が展示されています。

小豆島だけでも40作品以上!今回はその中からおすすめの作品をご紹介します。

① うみのうつわ(土庄港エリア)

暗い空間に入ると、波の音とともに青白く光る船が浮かび上がります。

光ファイバーで編み込まれた船は、波の動きにも、命の鼓動にも見えました。

実際に船に横たわることもでき、波音と光に包まれると「母なる海」に抱かれているような安心感に浸れます。

② ナップヴィナス(三都半島エリア)

漁具や農具で形づくられた女神像。地域を支えてきた人々の象徴のように感じました。

内部には階段があり、登ると海を一望できます。まるで「母の胎内から生まれてくる」ような体験で、歴史と現代のつながりを“母”という存在を通して表現しているようでした。

③ 黄金の海に消えた船(福田・中山エリア)

小豆島の伝説をもとに、龍宮城と消えた船の謎を描く作品。

サザエや牡蠣の貝殻、小物まですべて黄金に染められています。

実際に船に乗ることもでき、物語の一部になったような体験型アートでした。

④ Reverberations 残響 ~ 岡八水車(福田・中山エリア)

かつて殿川沿いにあった「岡八水車」を題材にした作品。製粉や素麺作りで使われた道具が音や動きでよみがえります。

一定の時間になると音楽装置が動き出し、職人たちがリズムよく作業しているような心地よさが広がります。木琴や太鼓も置かれていて、自分も演奏に参加できるのも楽しいポイントです。

写真では伝わりきれない魅力があるので、ぜひ実際に動いてるところをみてほしいです!

▼ 鑑賞のヒント

• 一部の作品は入場料が必要です(各500円程度)。

• 船に乗れる体験は追加料金がかかる場合があります。

• 作品を効率よく楽しむなら「作品鑑賞パスポート」がおすすめ!毎回の支払いなしでスムーズに巡れます。

瀬戸芸秋期間開催まであと1週間!

小豆島の秋の瀬戸芸はどんな姿を見せてくれるのでしょうか?

次の記事ではリアルな旅の様子をお届けします!

私たちと一緒に小豆島を巡りましょー!

瀬戸内国際芸術祭

2025年秋季 10月3日 (金)〜11月9日(日)開催。瀬戸内の島々を舞台に、3年に1度開催される現代アートの祭典です。春・夏・秋の3シーズンに分かれ、季節ごとに瀬戸内の魅力が体験できます。
期間中は約100万人の人々が国内外から訪れる日本を代表する国際的な芸術祭です。

瀬戸内国際芸術祭公式HP